中国の失敗
単純に、ダライラマと温家宝、どちらを信用するだろうか。
チベットで圧政、大虐殺を行ったことは中国人民以外誰でも知っている。それを強弁で乗り越えようとしても信用をなくすだけだということに気づいていないのだろうか。それとも中国流で世界が抑えられると思っているのだろうか。
中国の最大の失敗は宗教を政治と同じレベルにのせたことだ。
あのロシア人でさえローマ教皇をりようしようなどとはしないだろう。宗教は人の生死を扱う世俗の価値や論理とは時限が異なるものだから、宗教人を弾圧するのは「罰当たり」だ。宗教を政治に利用するのは危険であることは長く苦い歴史の中で学んでいる。
宗教と政治は、聖俗の両極にあるから、宗教団体か政治団体かあるいは商売だか分からないあの団体でさえそこはわきまえている。だから政治団体は配下に置いているだけで表向きは別としているのだ。
中国人には宗教がない。
人智を超越した絶対者の存在がないから、どんなに環境を壊そうが、食べ物に毒を入れようが平気なのだ。つまり「してはいけないこと」がないのだ。無宗教を気取る人でも、中国の温家宝の言葉を聞いていて「よくまあそんなに閻魔様がこわくないものだ」と思った人は多いだろう。(そこが中国人の強みでもあるが)
しかし、強弁は強弁にすぎない。
ちなみに、環境や食料問題で棄権するのはともかく、チベットのことでオリンピックをボイコットする必要はない。もちろん個々の選手が自己の信条に従ってボイコットするのは自由だし尊重する。オリンピックを政治的に利用するのは云々ではなく、世界中の人が中国に行って中国と中国人を知ることは今後の世界のために有意義だからだ。
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