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January 2006

ある顛末

もうだいぶ昔の話になる。
パイプを始めたばかりの頃、あるplayer&makerのTにチャンターのオーダーをした。結構有名な人でもあったので特に調べもしないでオーダーをしてしまった。
ところが送金後ぱったりと連絡がとだえこちらの問い合わせにもなしのつぶてで、およそ1年が経過した。
クレジット会社に問い合わせても、半年以上経っているので対応できないとのこと。(実はこのクレジット会社の対応がこの一件の中で一番腹が立った)

一計を案じて、まずwebメールを作り「私は韓国に住む者だ。あなたに注文をしようと思うが、ある日本のパイパーのwebのブラックリストにあなたが載っている。日本語がよくわからないが、どうもあなたは金だけ取って楽器を送らないとかいてあるようだ。大丈夫か?」と書いて送ったところ、即座に「それはちょっとした誤解だ」と返事があり、すぐさま私のところへも「遅れて非常にすまない。必ず送るからしばし待ってくれ。リストから削除してくれ。」とメールが来た。
その頃にはTが悪名高いメーカー(?)だというのを知っていたので、どうせろくなものは送ってこないだろうと思い「おまえみたいなのが信用できるか。すぐに金を返せ。」と返答した。ところが一向に返事が来ない。何度も「金返せ」と送信したが一向に返事がないので、

 シカゴに住む私の友人に弁護士がいる。彼に相談したところ、○○州の法廷は外国人の訴訟を受け付けるので、彼がその一切を代行してくれるそうだ。ちなみに、これは民事だけでなく刑事にもなる。

と送信をした。もちろんこれは全くの作り話で、シカゴのような大都市だったら、中には日本人の弁護士もいるかもしれないということで、韓国人を装ったのも本当らしく見せるためと、万が一そんなことが書いてないのがばれても日本語がよくわからないから間違えたと言い訳できると思ったからだ。(そこまでやらなくても良かったか)

でも、なぜ最初から「金返せ、訴えるぞ」と言わなかったというと、私は「名を惜しむ」ことを信じていたからだ。

返事はすぐに来たが、「プロモーターがギャラを持ち逃げしたので金がない。チャンターを送るから勘弁してくれ。」だった。結局、どうせ使い物になるかどうかわからない代物を送ってくるんだろうから、チャンターはやめてドローンにし、あれもこれも付けろと言ってやった。
結局、10日ほどでドローンその他が送られてきた。
やはり大したものではなかったが、一応使えるレベルだったのでしばらく使っていた。ただ、ドローンのリードだけは非常にいいできだった。このドローンは、新しいセットが届くまで使っていた。

世の中には「名を惜しむ」ような誇り高い人ばかりではない。
そしてそのような誇り高くない人は、司法とか警察とかを持ち出すととたんに小悪人の態を表するものだ。

かっこ悪い。

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